帯状疱疹

水痘(水ぼうそう)に感染した人の脊髄と脳の神経に潜んでいたウイルスが、加齢や病気による免疫能の低下、ストレスなどをきっかけとして再活性化し、発症します。

症状

数日間、神経痛のような痛み(違和感、場合によってはかゆみ)があった後、痛んだ場所の神経に沿って、帯状で不連続に虫刺されに似た発疹ができます。
その後、水ぶくれができ、膿んで破れるとびらんになることもあり、最後にはかさぶたになって治癒します。
高齢者などでは発疹があらわれたときに痛みや神経痛が強く、発疹が治ったあとにも痛み、しびれ、知覚過敏などの帯状疱疹後神経痛が残りやすいことに注意が必要です。

病原体

水痘・帯状疱疹ウイルス

潜伏期

不定

治 療

抗ウイルス薬(内服薬、外用薬、注射)。
痛みに対しては、消炎鎮痛薬の内服、痛みがひどいときは神経ブロックを行います。
日常生活の工夫として、患部を冷やさないことが大事で、入浴時に患部を温めると痛みが和らぎます。

感染経路

他者から感染するのではなく、水痘にかかった人が長い時間をおいて、免疫の低下をきっかけとして神経に潜んでいたウイルスが再び活性化して発症します。
まれですが、帯状疱疹の患者さんから他者へウイルスが感染することがありますので、水痘にかかったことのない乳幼児や妊婦との接触はひかえます。
また、妊婦の方が妊娠20週から分娩の21日前までに水痘に罹患すると、子どもが帯状疱疹を発症することがあります。

免 疫

帯状疱疹ワクチン、または水痘ワクチン
いずれも50歳以上が対象となります。
なお、帯状疱疹ワクチンは妊娠中は接種要注意で、水痘ワクチンは妊娠中に接種することはできません。

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