予防しましょう!高齢者の感染症手洗い・うがい

食事の前、トイレに行った後、外出先から帰ったとき、感染性のあるものにふれたと考えられる場合など、日常生活のなかでこまめに手を洗う習慣をつけることは、感染予防のためにとても重要です。
正しい手洗いの方法を知っておきましょう。
一人で洗うことが難しい高齢の方の場合、介助して洗う方法もあります。
また、外出先から帰ったときや食事の後などに、うがいをすることも大切です。

正しい手洗いのポイント


解説:国立長寿医療研究センター 感染管理室長 北川 雄一 先生

  • ハンドソープをつけて30秒~1分程度洗い、流水ですすぎます。
    洗う時間の目安として「ハッピーバースデー」の歌を2回歌う間としてもよいでしょう。
  • 洗い残ししやすい部分は、指の股親指の周囲手首です。
    しっかり洗いましょう。
  • 手を洗う場所がない、洗面所まで行けない場合は、アルコール製剤アルコールを含んだウェットティッシュ注)などを使用してもよいです。

    注) 高齢で皮膚の弱い方は、アルコール製剤による手荒れが起こることがあるので、注意しましょう。
    手荒れには、ハンドクリームローションを塗ることが勧められます。

参考になる手洗い動画

そうだったのか!感染対策 訪問介護職員鈴木さんと手を洗おう!

手洗いの介助

国立長寿医療研究センター「高齢者のための手指衛生ビデオ」では、手洗いの介助方法が紹介されています。
解説:国立長寿医療研究センター 感染管理室長 北川 雄一 先生

認知症の方などには

声かけだけでは手洗いできないことがあります。
介助者は、目の前で洗い方を見せながら、一緒に洗いましょう。

まひがある方などには

通常の洗い方と同じ方法で、洗い残ししやすい部分に注意して洗いましょう。
洗いにくいところ介助者が洗います。

外出先やベッドの上では

手指消毒用アルコールウェットティッシュを使って拭きましょう。

参考になるうがいの方法

感染症を予防しよう

外出先から帰ったときなどには、うがいを行いましょう。
うがいのしかたはこちらを参照してください。