虫刺され

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かゆいだけでは済まない
虫刺されもある?

野外活動で遭遇する虫の中には、有害な蚊やダニも
います。

 POINT

肌を露出した服装でのアウトドア活動では、有害な虫に刺される危険性が高くなります。

虫に刺されないための対策

  • 虫除けスプレーを使用しましょう。
  • 肌の露出はできるだけ減らしましょう。

蚊対策

  • 暗い色に集まりやすい習性があるので、できれば明るい色の服を着ましょう。
  • 特に、草むらなどに入るときは、長袖・長ズボンを着用し、サンダルなどは避けて、足を完全に覆う靴を履きま
    しょう。

蚊に刺されて感染したとされる感染事例
国内の修学旅行でデング熱に感染―京都府・奈良県、2019年9月

都内の10代の学生3名(男児2名、女児1名)が、京都・奈良への修学旅行からの帰宅後に発熱(39.0℃)、胸部・
のど・関節の痛み、頭痛、吐き気、赤い発疹などを発症し、受診しました。

3名とも蚊に刺された記憶はあいまいでしたが、血液検査の結果、デングウイルスに感染していることがわかり
ました。


3名は同じクラスのグループとして班行動をともにしており、発症前1か月以内の海外渡航歴はありませんでした。

マダニ対策

  • 活動時期
    多くは春から秋(3~11月)にかけて活発になります

  • 棲息するとされる場所
    シカやイノシシなどがいる山、民家の裏庭、畑、あぜ道など

体の注意する箇所

ズボンの裾を靴下や長靴の中に入れ、首にはタオルを巻くなどしましょう。


野外活動後は入浴し、ダニに刺されていないか確認しましょう。

特に、首、耳、わきの下、足の付け根、手首、膝の裏などに注意しましょう。

ダニに刺されて感染したとされる感染事例
栗拾いをしていて日本紅斑熱に感染―山口県、2016年9月

栗拾いをしていた3名が、日本紅斑熱(にほんこうはんねつ)に感染しました。

60代の女性と80代の女性は栗拾いから3日後に発熱の症状で、70代の男性は翌日に発熱、咳、下肢の発疹などの症状でそれぞれ受診しました。


80代の女性のみがマダニに刺されたことが確認されました。

検査の結果、3名とも日本紅斑熱と診断されました。

栗拾いをしていた付近はマダニの棲息地で、リケッチアを保有するマダニに刺された可能性が示唆されています。

虫が媒介する感染症

日本脳炎
デング熱
チクングニヤ熱
ジカウイルス感染症 など
ダニ
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)
ダニ媒介脳炎
日本紅斑熱
ツツガムシ病(リケッチア症)
ライム病 など

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