プロジェクトの具体的な活動

「コミュニケーションバリアフリープロジェクト」は
どんなことをしているの?
プロジェクトの枠組み(クリックすると展開します)
聴覚障がい従業員も働きやすい職場環境の実現
- 啓発セミナーの実施
- UDトークの導入等
- 聴覚障がい従業員に対する情報保障を当たり前とする風土の醸成
- 情報保障を提供できる体制の整備
従業員とともに課題に取り組む仕組みづくり
- CBFサポーター、ファンクラブ、キャラバンなどを通じた課題の理解、巻き込み
- 本業を通じて服薬に関するコミュニケーションバリアを解消する活動をする従業員を増やす
聴覚障がい従業員に対する情報保障がなされている
多様な人材が働くことでSHIONOGIの生産性が向上
医療従事者のために
聴覚障がいの特性と困りごと、対応の理解
- 啓発セミナーの実施
- 啓発資材の制作と配布/配信
- 聴覚障がいに関する知識向上
- 聴覚障がい患者への対応の理解
- 聴覚障がい患者に適した対応ができるようになる
患者さんのために
適切な受療・服薬の必要性の理解
- 啓発資材の制作と配布/配信
- コミュニケーションツールの制作と配布/配信
- 自身が望むコミュニケーション方法を医療現場で伝えられる
医療従事者が、聴覚障がい患者さんと適切にコミュニケーションが取れる
患者さんの服薬に関するコミュニケーションバリアの解消(医薬品情報へのアクセス向上)
本プロジェクトでは、活動が社会にどのようなインパクトを与えているのかを「見える化」する「社会的インパクト評価※」を導入しています。
※短期・中期の変化を含め、事業や活動の結果として生じた社会的、環境的なアウトカムを定量的・定性的に把握し、事業や活動について価値判断を加えること。(出典:SIMIグローバルリソースセンター(外部サイト))
※情報保障:障がいなどにより情報を⼗分得ることができない⽅に対して、代替⼿段を⽤いて情報提供すること。
従業員とのコミュニケーションのために
本プロジェクトでは、従業員の個々のパフォーマンス最大化を目指し、障がいによる職場でのバリア解消に向け「ハードの整備」と「ソフトの整備」の両面から様々な取り組みを行っています。
データでみる社内活動(2015年度~2024年度)
これまで従業員を対象に、障がい者の困りごとやその対応方法、合理的配慮に関する様々な気づきや学びの機会をつくり、啓発を行っています。現在、スペシャルサポーターの仲間たちとともに、職場環境改善にも取り組んでいます。
【役割】
CBFファン:CBFメールマガジンの読者
CBFスペシャルサポーター:CBF SHIONOGIスクールを受講し、自らの言葉でCBFの意義を語れる従業員
CBFファン:CBFメールマガジンの読者
CBFスペシャルサポーター:CBF SHIONOGIスクールを受講し、自らの言葉でCBFの意義を語れる従業員
医療従事者・患者さんとのコミュニケーションのために
医療従事者・医療系大学の学生を対象にした啓発セミナーの実施
聴覚障がいのある従業員が講師となり、聴覚障がい特性や望ましい対応方法を啓発するセミナーを2017年より実施しています。2020年のCOVID-19拡大以降はオンラインセミナーにも対応し、より多くの医療従事者の方へ情報をお届けできるように活動を工夫しています。2022年からは、未来の医療を担う医療系大学の学生への啓発セミナーも新たに開始し、コミュニケーションバリアの解消をより中長期的な視点で捉えています。
啓発セミナーの内容について、参加者の96%※1が「業務に活かせそう」と回答。
これからも医療従事者が聴覚障がい患者さんと適切なコミュニケーションを取る際に役立つ情報をお届けしていきます。
※1:啓発セミナー参加者アンケートより

<医療学生の声>
自分が正しいと思っていたコミュニケーション方法が必ずしも正しくないことを知ることができた。
<大学教員の声>
「聞こえることが当然ではない」という現実に気づくことは、医療者としての第一歩。聴覚障害のある方の話を聞く機会は多くなく、本講演はその気づきに大変有用。
<大学教員の声>
現代においては、患者の特性や状況を踏まえたきめ細かな情報提供が、適切な服薬向上に繋がります。多様な患者背景に応じたコミュニケーション方法を学び、患者の立場を尊重した医療のあり方を考える契機です。