性器カンジダ症

性行為で感染しますが、健康な人でも体内にもっていることがあります。
感染したからといってすぐに発症するわけではなく、抵抗力が落ちたときなどに発症します。

症状

陰部に強いかゆみがあります。
おりものが白く、ヨーグルト状になったり、かたまりができます。
また、性器の炎症(痛みや熱感)、腟性交のときに痛みが生じることもあります。

病原体

カンジダ・カンジダ属

潜伏期

何年にも及ぶことがあります。

検 査

分泌物を顕微鏡で検査します。
必要に応じて培養検査を行います。

治 療

治療が必要な場合には、抗真菌剤(こうしんきんざい)の入ったクリーム、腟剤などを使用します。
抗菌薬、ステロイド、免疫抑制剤では悪化するので、必ず医師の指示に従って治療しましょう。
抗真菌剤は胎児移行性が強いため、妊娠中は基本的に局所療法を行います。

感染経路

潜伏期間が長く、感染経路はさまざまなので、いつ感染したのかわからないことも多いです。
常在菌としてもっていたものが増殖すると、性行為で感染する場合があります。

免 疫

ワクチンや予防薬はありません。
しばしば再発します。