HIV感染症・エイズ
(後天性免疫不全症候群)

病気が進行すると、次第に抵抗力が弱まり、健康なときなら心配のないウイルス、細菌、カビなどの病原体によって、色々な病気が引き起こされます。

症状

急性期
HIVに感染して2~4週間経過すると、発熱、咽頭痛、筋肉痛など、インフルエンザ様の症状が出てきます。
これらの症状は、多くの場合、自然に消えます。
また、無症状のこともあります。
無症候期
体の免疫力で、ウイルス量はある一定のレベルまで減少したところで安定し、その後、
数年~10数年程度は、症状がなく経過します。
エイズ発症期
治療をしないでいると、HIV感染により免疫力が低下し、健康なときにはかからない弱い病原体によってもかかる日和見感染症(ニューモシスチス肺炎や食道カンジダ症など)や悪性腫瘍の症状があらわれます。

病原体

ヒト免疫不全ウイルス(HIV)

潜伏期

数年~10数年

検 査

血液検査により診断します。
検査は感染したと思われるときから、60日以上経過してから受けることが必要です(即日検査は原則90日以上)。

治 療

服薬治療により、エイズの発症を抑えられることから、感染を早く知って、治療を始めることが大切です。
HIV感染症を根治する薬はまだ開発されていないため、服薬の継続が重要です。
治療により、ウイルス量が検査で測定できないほどのわずかな量にまで抑えることができ、他の人への感染の可能性をとても低くすることができます。

妊娠・出産を控えている方の場合

妊娠前または妊娠中のできるだけ早い時期に感染の有無を確認し、出産前から適切な医療を受けることにより、赤ちゃんへの感染確率を低くすることができます(1%以下)。
また、母乳を介して赤ちゃんにウイルスが感染することがあるため、出産後は母乳での授乳をひかえる必要があります。

感染経路

HIVは、血液、精液、腟分泌液に多く含まれていて、粘膜や傷口から感染します。
主な感染経路は、性行為感染、母子感染および注射針の回し打ちなどの血液を介しての感染となっています。

HIVは、こんなことでは感染しません!
・握手などの接触
・せきやくしゃみ
・トイレ
・食器の共用

・東京都福祉保健局「性感染症ってどんな病気?

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