予防しましょう!高齢者の感染症感染予防ワンポイント介護

高齢者が感染している可能性がある場合、介助者への感染を防ぐために、介護の際に気をつけることはどんなことでしょうか。
また、訪問介護を受ける際に心がけたいワンポイントをご紹介します。

食事介助

高齢者のお食事を介助する際は、急な咳やむせ込みで、介助されている方が唾液などの飛沫を浴びる可能性があります。
ちょっとした工夫で、その可能性を少なくすることができます。

座る位置は高齢者の斜め後ろ
座る位置は高齢者の斜め後ろ

介助者は、高齢者の正面ではなく、斜め後ろに座ります。
高齢者が食べ物を飲み込んだことを確認して、次の一口分を口元へ運びます。

食事中はOKサインやうなずきで
食事中はOKサインやうなずきで

食事中の会話は、むせ込みを誘発することがあります。
できるだけ、OKサインうなずき笑顔でコミュニケーションをとるとよいでしょう。

とっさの咳や嘔吐には
とっさの咳や嘔吐には

介助者上体を後ろに引き、飛沫を浴びないようにします。
また、高齢者の胸にかけている前掛けなどで口元をおおうようにして、飛び散りを防ぎます。
口の中に残った食べ物は吐き出すように促します。

介助者はケアの気持ちから、つい高齢者に近づきがちですが、唾液を浴びないように、顔と顔が近づきすぎないようにしましょう

訪問介護サービスを受けるとき

高齢者や介助者と訪問介護者の間でウイルスなどの病原体のやりとりをしないように、介助される方が心がけたいポイントです。

サービスを受ける前

体温を測る
体温を測る

朝起きたら、高齢者の体温を測り、健康状態をチェックして記録しておきます。
介助者も体温を測っておきましょう。
発熱していれば、事業者に電話を

換気をする
換気をする

訪問スタッフが来る10分前ぐらいに窓を開けて空気の入れ換えをしましょう。

サービスを受けるとき

マスクをつける
マスクをつける

高齢者はできる限りマスクをつけます。
介助者もつけます。

訪問介護者との会話は少なめに
訪問介護者との会話は少なめに

訪問スタッフには、笑顔だけでも気持ちを伝えられることがあります。
長話はしないようにします。

ごみ処理に協力を
ごみ処理に協力を

訪問スタッフが使用した使い捨てエプロンや手袋は、家庭用ごみとして捨てられます。

介助者が手作りできる 簡易エプロン・フェイスシールド

簡易エプロン
簡易エプロン
  • 材料

    ・ビニールのゴミ袋 45リットル … 1枚

  • 用意する道具

    ・ハサミ

フェイスシールド(1)
フェイスシールド(1)
  • 材料

    ・マスク…1枚

    ・A4クリアファイル(透明)…1枚

  • 用意する道具

    ・ハサミ

    ・ホチキス

フェイスシールド(2)
フェイスシールド(2)
  • 材料

    ・B4硬質カードケース…1枚

    ・すきまテープ(幅3cm✕長さ20cm) …1本

    ・ソフトゴムひも(幅約0.8cm✕長さ70cm)…1本

    ・マスキングテープ

  • 用意する道具

    ・カッター / ハサミ

    ・カッターマット

    ・定規

    ・穴あけパンチ